2008年06月24日

今日は6月24日(火)。愛犬ブラッキーの命日。

去年、荼毘に付した日に庭で咲いたバラが偶然、今朝、パッと一輪明るく咲いてくれました。
よーく見ると、このバラ、赤じゃなくてピンクだったのね~。

そう、去年6月27日「荼毘」のブログに『赤いバラ』と書いてしまってたけど、ピンクだったんです(笑)。

あれから1年経ちました。。。

寝たきりになったブラッキーが、ひとりでリビングにいても寂しくないようにと、ラジオをつけっぱなしにしたり、少しでも外を眺められるようにと窓のレースを下半分だけドレープのように広げていたあの頃。

必死だったな。生きるということに、一生懸命、対座していた。

ブラッキーはラジオを聞きながら、庭の四季折々の風景を見ながら、何を考えていたんだろう。
痛みを少しでも紛らわすことができたんだろうか。。

今日は、ひとつひとつ、ブラッキーが生きていた証をたどって、頭の中で小旅行をしています。

きっとピンクはさすがに失礼になるんだろうなぁー、と思いながらも、ブラッキーを励まし続けてくれてたバラと同じものを花屋さんで買って、中野の哲学堂へお墓参りに行きました。

それからしばらく庭でぼんやりして、少しだけ仕事のメールを片付けて、
そうだな、これから写真の整理をしようかと思います。

そういえば、近所のウエルシュ・コーギーのモモちゃん、
今朝も変わらず元気に家の前の遊歩道を散歩してたっけ。

最期にわざわざお別れを言いに来てくれたモモちゃん。
ちょっとオテンバだけど、飼い主想いのモモちゃん。

日常が目の前を過ぎていく中、
一年に一度くらいは、時間を止めて感謝の思いを巡らせる日があってもいいだろう。

2008年03月24日


今日、ブラッキーの月命日だったので、哲学堂動物霊園に墓参りに行ってきました。
花がいっぱいだったよ。
この共同塚に眠ってるペットたちは、本当に愛されてるんだなぁって思った。
ブラッキー、いっぱい、いっぱい、本当にありがとうな。

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2007年07月30日

7月29日(日)、中野区の哲学堂動物霊園で
ブラッキーの49日の法要をすませ、骨を共同墓地に埋葬しました。

あいにく天気予報があたり、午後はひどい雷雨。
出かけるときは車のワイパーも役に立たないほどの横殴りの雨でした。

そういえば、元気だった頃、雷がとても苦手だったブラッキー。
散歩の途中で雷が鳴るやいなや、いくら「大丈夫だよー」と叫んでも
一目散に家を目指して駆け出すほど。

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2007年07月03日

ブラッキーが荼毘に付してから1週間。
これまで介護で費やしていた時間がぽっかり空いてしまいました。

油断するとついつい「ブラッキー!」と部屋の中で声を出している自分がいるので、
2日間仕事を休んでいた忙しさが今押し寄せてきて、かえってありがたいと感じる日々です。

今は、毎日、朝と夕方、
自力で歩行ができていた頃によく回った散歩コースを家内と歩いています。
どうしても、寝たきりのブラッキーの姿が印象強く
49日の法要までに、元気だった姿をしっかりと思い出してやりたいと思うのです。

ただ、無理に元気にならなきゃとか、無理に忘れなきゃとか、
そういったことはせず、ただただ自分の気持ちの赴くがままに
涙と笑顔のシンフォニーとでも申しましょうか
そう、ビートルズの「Let It Be」の歌詞のように

-- 困ったとき、マリア様がやってきて知恵をさずけてくださるんだ --
-- なるようになるさって --

こんな風に自分の気持ちをニュートラルなまま、泣いたり笑ったり、
誰かに迷惑をかけなきゃ、しばらくはそれでいいよね、と夫婦で話しています。

PS
たくさんのご声援やご心配のメールをいただきました。
心から感謝いたします。
大丈夫。きっとまだボクのペットロスは始まっていない気がします。

2007年06月27日

ブラッキー、昨日の朝、
中野の哲学堂で荼毘に付しました。

しめやかに厳かに、
そして思いっきり笑って家内と2人で見送ってやりました。

泣いても泣いても涙が溢れてくるので
ブラッキーがウチに思いとどまらないよう、早く天国に旅立つよう、
最期は「もう帰ってくるなよ!」と送ってあげました。

ブラッキーは本当に幸せな犬でした。
そしていっぱいの幸せを運んでくれました。

49日の法要で土に戻してやろうと思います。

PS
今日、仕事に復帰しました。
お昼休みにリビングに下りてきて、ブラッキーが寝ていた場所にブラッキーの目線でうつ伏せになって寝転がってみたら、庭にあるバラの鉢植えに一輪の赤い花が咲いていました。
昨日、ブラッキーを運びだすときはツボミだった赤いバラ。
そっとブラッキーを見送るように咲いてくれました。

2007年06月25日

突然ですが、昨日、6月24日(日)、午後12時32分。
ブラッキー、15歳+5ヶ月の寿命を全ういたしました。

あいにく僕は仕事で出かけていたので
最期は看取ってやることができませんでしたが、
家内に抱かれ、苦しむことなく永眠となりました。

急変に気付いた家内がタクシーで動物病院に駆け込んだところ
橋本先生、今井看護士さんをはじめ、みなさん、
午前の診察が終わっている時間にもかかわらず
精一杯最後の対応に努力してくださったのですが
病院に到着したときには、すでに心肺停止状態だったとのこと。

電話越しに様子を聞いた僕は
これ以上、無理にブラッキーを引き止めたくないからと、
蘇生をしてくださっている先生に
家内に抱かせてやって欲しいと頼み、そのまま安らかな時間を迎えました。

夕方、病院に迎えに行って半日ぶりに会ったブラッキーは
まるで、眠っているかのようで、
今井看護士さん、松永看護士さんにキレイにしてもらった体はシャンプーの良い香りがして
昨夜は、久しぶりに、家内と僕の間に入って3人で寝ました。

今日は、これから朝、仕事を休めない家内を見送り、
ゆっくり、2人きりでブラッキーと最後の時間を過ごそうと思います。

あっ、僕は、大丈夫です。
ブラッキーは、やっぱり僕のことを想ってくれてて、
僕の不安定な気持ちが落ち着いたタイミングを狙って天界に行きました。
そう、僕に後悔をさせないタイミングまで待ってくれました。

本当に感謝の愛犬です。

今日は涙の大雨注意報だけど傘はささない。
ブラッキーには、情けない姿も見せられるんです。

PS
6/15(金)に更新したトップページ、まだそのままの状態です。
このページのみならず、ホームページにはいっさい家内の写真を掲載したことがなかったのに、何故かこの日は家内に抱かれるブラッキーの写真を選んでいました。
僕がこの写真を選んだのも、虫の知らせだったのかもしれません。

たくさん、励ましのメールをいただきました。
みなさん、ありがとうございました。

落ち着いたら、また、ブログに何かカキコみしたいと思います。

2007年06月14日

今からちょうど1ヶ月前の5月15日。ブラッキーの左眼に穴が開いてしまいました。

朝からなんとなく様子がおかしく、何度も瞬きをしては目蓋をシバシバさせていたので、ゴミや雑菌などが入って炎症を起しているのかなぁーと思いつつ経過をみていたところ、しだいに眼の周りが腫れあがって真っ赤な状態に。そしてお昼を過ぎた頃には目蓋を開けられなくなってしまったのです。

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2007年06月13日

首の筋力が低下したことで、自力でフードを食べられなくなってしまったブラッキー。しばらくは後ろから抱きかかえて食器を口元に運んで食べさせていたけれど、今はそれもできなくなってしまいました。(抱きかかえながら食餌が終わるまでの30~40分、ずっとブラッキーを支えていなければならなかったのでかなりの重労働でした)

今は、今井さんに教えてもらったやり方で、フードをある程度ふやかして注射器で与えるように。

続きを読む "注射器での食餌" »

2007年06月12日

熱くなったり涼しくなったりと、季節が不安定なGWの頃、急変する気候に体がついていけず、ブラッキーは軽い熱中症になってしまいました。
給水器を何度も口元に運び、水分補給を試みるものの、水を飲むチカラもなくなって、ただただぐったりしている状態。あわてて動物病院にかけこんで点滴をしてもらったほどでした。

ペットシートはオシッコの粗相やヨダレは吸水してくれるものの、通気性にとぼしく、というか、かえって密閉されているからブラッキーにとっては暑くてしょうがなかったのかもしれません。

そこで、ペットシートに代わってブラッキーが涼しく眠れるものはないかと思い、WEBで「ハンモック」とか「メッシュ」というキーワードで探したところ、犬用のメッシュベッドをみつけました。さっそく通販でLLサイズを購入して使ってみたところ、これがスグレモノ。

続きを読む "熱中症予防にメッシュベッド" »

2007年06月11日

ブラッキーの介護でペットシートとトイレットペーパーとウエットティッシュは3点セットの必需品です。
朝、昼、夕、夜と、1日4回、定期的な排泄介護は、まずは排便から。
スーパーで冷凍品などを入れる薄手のピニール袋を使うのですが、新品のビニール袋を内外ひっくりかえして(内面が真空なので、衛生的に安心なのでひっくりかえす)まずは右手を入れます。そしてひとさし指を立ててオリーブオイルを指先につけてブラッキーの肛門に挿入。

「ブラッキー、だすよー」と声をかけながら、奥にある便を掻き出すのですが、ブラッキーの場合、直腸憩室という病気を持っているので、掻き出したウ○チが肛門の入口付近にある憩室(ポケットのような袋)に残ることがしばしば。最後にそのウ○チたちを取り出すために右回りでひとさし指を2回転。

続きを読む "ペットシートの重ね敷き。" »

2007年06月10日

S字に変形してしまったブラッキーの体。思えば去年の夏頃から体がこのカタチになっていた・・・。
原因は、あくまでも憶測だが、動きづらくなった右の前脚をかばって(痛いのだろうか)、重心を左に少しずつかけるようになり、体重が左にかかり続けたことで徐々に背骨が変形してしまったようだ。

S字の体は、普通に伏せをしている状態だとバランスがとれず(すでに胸の筋肉もほとんど無い状態)、上半身だけ体がねじれて左側に倒れてしまうから(下半身は完全麻痺)、なんとか状態をキープするためにバスタオルをタテ長にまるめて左脇に入れる。

それでもまだ元気な頃は、動きたくて動きたくてしょうがなくて、首を右に向けてあばれまくって、よくひっくり返っていた(笑)。その姿が苦しそうで、ねじれたまま長時間放っておくともっと骨が変形してしまうから、何度も何度もタオルを丸めなおしてバランスをとるようにしていた。

病院では、今井看護士さんが大きめのバスタオルをまるめて胸の下に敷き、左右両端をさらにくるめて土台をつくり、上半身が安定するようにと、いろいろ工夫してくださっていたものの、病院では優等生のブラッキー、同じように自宅でやってみたが、両端の堤防はすぐに決壊。。。

うーん困ったと、ディスカウントショップで形状記憶型の枕やクッションを何種類か買ってきてブラッキーの胸にあてがってみたが、高さが合わなかったり、形がうまくはまらなかったり、いくらなんでも座椅子は買うなよーというものまで持ち帰ってきて、どれもが無駄な産物となってしまった。
しょうがないので、そのうちの一つ、クマのプーさんのイラストが入った黄色いピロー枕はウンコを排泄するときの僕の座布団で利用中。

それから我が家には、バイキンマンやアンパンマンの縫ぐるみも登場したが、なぜかゴマちゃんは「色が白いから汚れやすいので」という理由でまだ購入にいたらない。

そして今は、以前より暴れなくなったブラッキー。いや、以前のように暴れることができなくなったブラッキーは、バスタオルを左脇にかかえて日がな一日寝て過ごしています。ふぅー。

PS
ときおり下痢をするので病院に連れていくときは紙パンツをしています。
先日、病院のエレベータで抱っこしていたとき、体位変換で腸が刺激されたのか、いきなり大量のウ○チを放出してご迷惑をかけてしまったのです。
だけど、紙パンツは蒸れてしまうから、普段リビングにいるときは着用させません。

2007年04月07日


白鳥座の20数年ぶりの再結成ライブツアーも無事成功し、僕はあわただしい春を迎えました。

愛犬ブラッキーは前輪の補助輪をつけた車椅子の散歩も、とうとう自力で歩行できなくなり、2月から犬用の乳母車キャリーを使っての散歩となりました。

そしてそれと同時に、かかりつけの病院に毎週通ってリハビリプログラムをはじめました。全身マッサージやジェットバスへ入れてもらって体のメンテナンス。リハビリといっても、それは回復を望むものではなく、現状維持が主たる目的のものですが、ブラッキーは毎週、橋本先生やリハビリを担当いただいく今井看護士さんに会うのがとても楽しみのようで、病院へ行く日の朝はいつもご機嫌です。

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2007年02月11日


車椅子に補助前輪をつけての散歩が辛くなってきた。楽しいはずの散歩が、元気だった頃あんなに楽しみにしていた散歩が、、、今では本人も飼い主も、苦痛の日々。。。ブラッキーがこんなに辛そうな顔をして散歩をしていたなんて、、、。

もう、カートでの散歩はやめよう。
晴れた日曜日に撮影したブラッキーの表情をみて、決断した。

PS
2月1日から動物病院で週に1日、ブラッキーを預かっていただくことにしました。
「抱え込まずに、少しくらい私たちを使ってください」と言ってくださった橋本先生に甘えさせてもらい、橋本先生のほかに重山先生、今井看護士さん、松永看護士さんを中心にブラッキーのメンテナンスをしてもらっています。

ありがたい。本当にありがたい。

2007年01月25日


今日、ブラッキーが15歳になりました!日々老いていく姿を見ながら、そのスピードの早さに内心では次の誕生日を迎えられるかどうか心配でしたが、なんとか目も耳も元気で、相変わらず毛ヅヤもよく(笑)、普段どおりの一日を送れそうです。

ただ、すっかり弱りきった前脚は、もう自力で体を支えることができず、とうとう車椅子に前輪をつけました。

忙しさに忙殺されて、ブログの更新がなかなかできず、心配してメールを下さったりと、みなさんにいろいろ気にしていただき、ありがとうございました。

まだまだ「えへ!」と笑う姿は健在です。

今夜はパソコンを早めに閉じて、ゆったりとした時間を一緒に過ごしてやりたいと、そう思います。

2007年01月10日

クリスマスの頃から、前脚の調子が悪くなり、体を吊り上げながらの車椅子での散歩が厳しい状態になってきました。
車椅子に前輪をつけて散歩を試みるものの、前輪の車輪の向きが固定されているので直進しかできない・・・。

なんとかしてやりたいと思いながらも年末まで仕事に忙殺され、ようやく元旦にホームセンターで方向転換できる車輪とそれをつける器具を買ってきました。

ただ、回転できる前輪をつけても、なかなか前へ進めないブラッキー。補助をつけたことでカートの重心が今までと変わって、ブラッキーがバランスをとれなくなっているのかもしれないと、補助輪の高さをいろいろ調整したものの、まったく効果はありませんでした。


補助をつけても自力で歩行できないということは、つまり、それだけ前脚が動かなくなっているということ。
補助のバーを手で引っ張るとブラッキーの前脚の負担が大きくなってしまうので、今まで吊り上げに使っていた介護グッズをバーに通してゆっくりと引くことに。

それでも、いつもの電柱にそっと近づけてやるとマーキングが気になってクンクンとニオイを嗅ごうとする姿。

「よいしょ、よいしょ」カミさんと2人でブラッキーを励ましながら途中でたびたび立ち止まっては休みつつ。

それでも歩くときに前脚を上へあげるられないのか、甲がアスファルトに擦って真っ黒に・・・。

2006年11月27日

4~5日ほど前から、またブラッキーのオシッコのニオイがきつくなってきた。鼻にツンとくる独特のニオイがする。肌の炎症は見られないものの、治療は早いうちがいいと思って今日、橋本先生に診せに行った。

カテーテルで尿を採取しはじめて、検査にかける前に先生は膀胱炎だろうと診断した。
本来、球体のカタチをしている膀胱が、老化と脊髄神経を損傷している二次弊害で、少し平面的に変形しているのだろうとのこと。一日4回、膀胱を押して尿を出しても、どうしても底に尿が残ってしまう。出し切れない尿に雑菌が繁殖してしまうというわけだ。

一ヶ月前に、ようやく膀胱炎が治ったと思ったのもつかの間、また抗生物質を服用させて様子をみることになった。
あまり神経質にならずに、どう付き合っていくかを肩の力を抜いて進んでいくしかないのだ。

「それにしても、毛づや、すごくイイですね~」と橋本先生。
「そうなんですよ、2週間ほど前から毛づやすごく良くなってきて、顔色も調子いいんですよ」

2ヶ月ほど前からメイド・イン・アメリカのサプリメントを飲ませてるのだが、それが効いてるのかもしれない。この毛づやは、絶対15歳を迎えようとしている老犬には見えない。。。
(次の機会にそのサプリをブログで紹介しようと思います:って、いつになるのやら。。。)

PS
今日のブラッキーの体重は、13.6kg。
以前、12kg台まで痩せたこともあったけど、現状維持というところかな。

2006年11月25日

今日、ブラッキーを連れて光が丘公園に遊びに行った。昔、ここでフリスビーをしたっけ。

銀杏並木が秋に色づいて家族づれや恋人同士が黄色いトンネルを笑顔でくぐり抜けていた。気温はそれほど高くなかったけど、風もなく小春日和の良い天気だった。カートの散歩だけだと、行動範囲は近所がせいいっぱい。思い切って犬用の乳母車タイプのキャリーを買ったのだ。うーん、ちょっと高かった。。5万円弱、、(泣)。

だけど、これがあればブラッキーをいろいろなところへ連れていってやれる。まずは、紅葉をもう一度見せてやりたいと思って公園にやってきたのだ。

茶色いコーギーが元気にフリスビーをしている姿を楽しそうに眺めたり、小さい子供が寄って来て頭をなでてくれたり、(お礼に手を舐めてあげてた)、木陰でフルートの練習をしている音楽家の横を通り過ぎるとき、その音色に耳をすませてみたりと、家で寝たきりになった状態では味わえないたくさんの刺激を体中に浴びることができたブラッキー。

はたして犬にとっては、本当に嬉しいことなのかどうかは、愛玩動物飼養管理士の教本には書いてなかったけれど、僕にはブラッキーが若かった頃を思い出して目を細めているように見えたんだ。

今度は、イルミネーションを見に行こうか。それとも初雪が降ったら、キャリーで雪の上を散歩してみようか。

2006年11月24日

一ヶ月前くらいから、自力でカートの散歩ができなくなった。前脚で体を支えきれなくなってきたのだ。前脚の疲労を休ませるために一日2回の散歩を朝のみの1回にしてみた。そして散歩に行く前に、ブラッキーを抱いて前脚を上下に伸ばしてストレッチをする。関節が痛いのか、歯をむき出しにして怒る。肩の付け根をマッサージしてやると少し落ち着くのか、遠くを見つめる表情でされるままにしている。
このままカートの散歩を続けると前脚をもっと痛めるだけだ。そう危機感を感じた僕は、カートに乗ったブラッキーを犬用の介護グッズで吊り上げながら散歩をすることにした。

散歩の途中、「かわいそうに、そこまでして散歩させなくても・・・」と傍らを通り過ぎていく人もいたが、動かないと動けなくなってしまうのだ。少しでも筋力を動かして代謝を促してやることが大切なのだと信じて13kgの体を吊り上げながら散歩を続けた。再び重労働の日々が始まった。

PS
散歩から帰って、前脚を洗ったあと、タオルで拭ききれない肉球の間の水分をとるときに、キッチンペーパーを使ってみた。Dickoさんが「コメント」でアドバイスくださったアイデアだ。以来、肉球に雑菌が繁殖しにくくなったのか、ブラッキーが痛がることが少なくなった。Dickoさんに感謝します。ありがとうございます。

2006年10月23日

今日、膀胱炎の検査で動物病院へブラッキーを連れて行った。結果は2週間服用させた抗生物質が効き、細菌はぶじに退治!ただ、お腹の皮膚炎は、まだ完治には至らない状況(フケが少々出ていた)。
橋本先生によると、犬の場合、人間と違って皮膚と毛の間に菌が常にいて、湿った状態のままでいるとその雑菌が繁殖するのだそうだ。オシッコとウンチの介護を朝、昼、夕、夜の1日4回行った後、不衛生になることがイケナイと思い、毎回お尻とおチンチンの周囲を洗っていたのだが、毎回ドライヤーで乾かす余裕がなく、自然乾燥のままにしていたことが原因だ。
そこで、橋本先生の提案で病院にあるジェットバスに入れてシャンプーをしてもらうことした。皮膚に優しいシャンプーを使ってもらい、炎症がひどい箇所は部分的に毛をそってもらい、前後両手足の肉球の余分な毛も剃ってもらって抗生剤を塗って、いたれりつくせりの薬用メンテナンスのフルコース。

シャンプーの後、看護士さんに話を伺ったところ、寝たきりの状態でも、現段階では床ずれはできていないとのこと。そして「日ごろの世話がきちんとできてますねぇ~」と褒めていただいた。僕は「カミさんよりも付き合いが長いんですよ」と、後で考えたらよくわからない返事をしてしまった(笑)。

ジェットバスで気持ちよく全身マッサージを受けたブラッキー。抱き上げたらフローラルシャンプーのいい香りがした。
肉球の炎症も、少しひいたようだ。今日から排便介護の後、なるべくシャワーは使わずに、ウエットテッシュで拭き取る対応で、患部を濡らさないようにしてみよう。

2006年10月09日

最近、ブラッキーの体臭が気になる。もしかすると膀胱炎が再発しているかもしれない。お腹の皮膚も少し赤く湿疹がでている。そしてなによりも、カートの散歩で歩き始めが思うようにバランスがとれず、すぐに体がうつ伏せ状態になってしまう。前脚が関節炎を起こしているんだろうか。そんな思いを抱えて2ヵ月半ぶりにブラッキーを健康診断に連れて行った10月9日(祝)。

結果は、尿検査では細菌がごまんといて、前脚は肉球の一部が真っ赤な炎症状態。普段、散歩から帰ってきて前脚を洗うとき、まったく嫌がっていなかったから気づかなかったその肉球の炎症は、橋本先生がちょっと触れただけで「う"ー」と唸り声をあげるほどだった。

なぜ今まで僕が触ったときに唸り声をあげなかったのだろう?もしや、僕に気遣って痛みをこらえているんだろうか?病院の帰りの車の中でふとハンドルを握りながら考え込んでしまった。
そして、2~3ヶ月ほど前から両腕の肘に1円玉ほどの大きさの円形脱毛症ができている。これは俗に言う「座りタコ」(床ずれまではいかないタコ)。レトリーバーなど大型犬によく見られるものだが、ブラッキーの場合、後足が元気なときはまったく見られないものだった。
これも触っても痛がらなかったので、そのままにしておいたのだが、念のため橋本先生に尋ねたところ、肉球の炎症とは違って痛がらなければ問題ないとのこと。


両腕の、この1点に体重を集中して支えているブラッキー、ときどき体を起こして横向きに寝かせてやるようにしているものの、後足が不自由なぶん、前脚ががんばり過ぎたのかもしれない。

それから帰り道、前脚にかかる体重を少しでも分散できないものかと思い、胸の下になにかしらクッションになるものがないかと、ペットショップに立ち寄ったところ毛布を発見。
ヒョウ柄も「ちょい悪オヤジ」っぽくていいかもしれない。家へ戻ってきて毛布を腕の下に敷いて嬉しそうに笑うブラッキーの横に寝そべると、気がついたら一緒に昼寝をしていた。

翌日から肉球の腫れたところに塗り薬を塗りながら、腫れが治まるまでは1日2回行っていたカートの散歩を1回にして様子を見ることにした。

2006年10月01日

9月29日(金)の夜、ブラッキーが鳴いた。声を出して鳴いた。手術後、声にならないかすれ声でしか鳴けなかったブラッキーが、ひと鳴き、「ワン!」と、鳴いた。
それは、寝返りをうちたがっていたブラッキーを見て、体を起こしてやろうと、突然後ろから体を触ったときだった。ビックリしたんだろう、「なにをするんやぁ~」という声だった。
いや、本当は、何を伝えたかったのかは判らないけど、声はしっかりと、「ワン」とリビングに響いて僕の耳にこだました。
このまま奇蹟を信じたい、そう思った夜だった。

2006年09月11日

最近は、すっかり陽のかげりも早くなり、秋の訪れを感じる日が続きましたが、真夏日となった日曜日。ここぞとばかりに朝からプールに水を溜め、午前中の1時間ほど、ブラッキーをプールに入れました。

夏バテのせいか、前脚の力が弱ってきているためか、プールに体を浮かべた瞬間、顔まで水の中に沈んでしまい、危うくおぼれるところでしたが、あわてて抱き上げたら「ん?今、なんかヘンだった・・・」と本人は無表情(笑)。それから夏の余韻を惜しむかのように、水の中を気持ちよさそうに歩いていました。

あと4ヶ月で15歳の誕生日を迎えるブラッキー。日々、老化が激しく、排便の介護も1日に4回となりました。(朝、昼、夕、夜) 来年の夏も、プールに入れることを祈って子供用のプールの空気を抜きました。

PS
今回は、ケータイでパシャっと撮影してみました。

2006年08月31日

8月の下旬、遅い夏休みをとって、家族で館山へ2泊3日で行ってきました。車でおそよ3時間半、房総半島は初めてだったけど、道もすいてて楽しいドライブとなりました。

宿泊は、もちろん犬も泊まれるペンション。今回、ブラッキーのためにケーキを注文してみました。実は14才のブラッキー、今のいままで犬用のケーキなんぞ、食べたことがない、(っていうか飼い主が与えたことがない:笑)。

ということで、誕生日でもないのに美味しそうなケーキを目の前にして、がっつくブラッキー(笑)。これだけ食欲があれば安心、まだまだ元気な証拠。

このケーキ、無添加で塩分も入っていないし、犬はもちろん人間も食べられるとのことなので、一緒に僕も舌鼓!

2日目の夜は窓から花火大会の打ち上げ花火も見ることができて、のんびりとしたお休みを満喫できたのでした。

2006年08月30日

7月の最後の日曜日、仕事で平塚へ行った際、立ち寄ったホームセンターで子供用のプールがバーゲンセールということで2,980円!!もしかするとブラッキーの水中歩行にちょうどいいかも!と思い、衝動買いをしました。

次の休日に駐車場から車を出して、さっそくプールづくり。電動式の空気入れを使ったので膨らますのはカンタンだったけど、これ、水が溜まるまでけっこうな時間がかかるんですね~(およそ1時間)。

で、「ブラッキー、嫌がるかもなぁー」と、おそるおそるプールに入れてみると、なんと!前脚でひたすら歩き続けるではありませんか!表情はあまり嬉しそうじゃないけど(笑)、八の字の形をしたプールの隅から隅を、何度も何度も往復して、まるで水中リハビリ状態。

きっと、水の浮力で自分の体が軽くなったことで、歩いていた頃を思い出して、“歩く喜び”を感じてるのかもしれません。

僕はキャンプ用のイスとビールを持ってきて、夏の太陽の下「ぷはぁ~」と夏を満喫したのでした。

PS
これがバリカンカットした噂の「うなぎイヌ」(笑)!
(顔とシッポはふさふさのまんま)

2006年07月17日

おかげさまで膀胱炎も大事に至らず治まりました。(けっきょく、予定より2週間長く抗生物質を服用)
ただ、最近、自分で排尿の制御が覚束なくなり、制御できるときと、粗相するときがまばらな状況・・・。橋本先生に相談したところ介護としてオシッコの絞り方を覚えたほうがいいとのこと。

毎朝、毎晩、そして寝る直前、膨らんだ膀胱を両手でゆっくりと押して、少しずつ少しずつオシッコを出してあげるんです。
それは、まるで膨らんだ風船を手のひらにイメージして、そーっと押して中の空気を出してあげるような感覚。
そんな排尿介護が2週間ほど前から始まりました。
えっ、ウンチはって? ウンチは今のところカートでの散歩のときに押し出してやると出てくれるのですが、朝はオシッコをペットシーツの上に出したあと、「1モッコリ」ほど、出してあげてます。

いよいよ本格的な老犬介護の日々です。


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2006年06月12日

こういうのもありました。愛犬家のみなさん、ご参考まで。

医療情報-犬の膀胱炎・尿道炎

PS
んー、余計なお世話かも、、、。あとで、この情報削除しとこう。(独り言)

ちなみに、膀胱炎について獣医さんなどが解説しているサイトをいくつかみつけました。

アイリスペットどっとコム/町の獣医さん・犬科/犬の膀胱炎

仲庭動物病院/犬- 膀胱炎・膀胱結石

仲庭動物病院/犬- 膀胱炎・膀胱結石2

膀胱炎の培養検査が1週間後にわかるとのことで、日曜日、主治医の橋本先生へ電話をして結果をうかがいました。
どうやら2種類の細菌がいるらしく、先週追加で処方してもらった抗生物質で撃退が可能とのこと。もう1週間ほど服用して今度の日曜日に再検査をすることになりました。

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2006年06月11日

ブラッキーがカートで散歩ができるようになった今、ホームページのTOPに書き綴ってきた内容を元にこれまでをちょっと振り返ってみようと思います。

カートを使うようになると、それに頼ってしまい後足をまったく動かそうとしなくなるから、せめて半年はカートに依存せずリハビリをがんばってみましょう!と励ましてくださった東大の先生。

3~4ヶ月経過して、さほど改善が診られないとき、本人の表情が明るくなるからカートとリハビリを共存させてみてはどうかと薦めてくださった主治医の橋本先生。

僕は、1%でも可能性があるのなら、どんなにしんどくてもリハビリを半年間は続けようと考えていました。

それが正しかったのか間違っていたのかは判らないけど、ブラッキーがもう一度自分の足で元気に歩き出す姿を夢見て家族全員ががんばってきたことは間違いありません。

今、カートを装着して自力で歩くことがとても楽しそうなブラッキー。一日一日を精一杯大切に生きていくことが尊い時間を紡ぐことなんだ、そう感じた季節でした。


◆2005年7月◆HP TOPページより


「あっ暑い、と思ったら、みょーに涼しくて、年寄りにはかなわんなぁ。。。。」と朝の散歩の道すがら、ため息混じりの愛犬ブラッキー。

最近、老化のせいか、後ろ足がよろけてしまうので、思い切って犬用サプリの関節サポートを買ってきました。つらそうだから、段差を飛び越えようなんて、無理すんなよ!ブラッキー!

PS サプリ、4,200円でした(泣)



◆2005年10月◆HP TOPページより

僕の愛犬ブラッキー。変形性脊椎症と細菌による炎症で日増しに歩行が困難になり、東大病院で3度目の検査の翌日、急きょ手術をしました。
手術は無事に終わり10/21に退院してきたんですが、歩けなくなったことでの排便排尿の介護と、術後のリハビリが始まりました。

部屋の中でオシッコをしちゃイケナイ歴13年間(?)の習慣は、ある意味、ブラッキーには残酷で、歩けないブラッキーに対して、幼少の頃に教えたこととは正反対に、ペットシートを敷き詰めた部屋でオシッコしてもイイんだと教えることから始めました。

自分の力で立てないブラッキーを支えながらオシッコまみれ、ウンチまみれになりながらも、汚いとはまったく感じることもなく、むしろ、なんとか排泄をしてくれたときの喜びは、仔犬のときのしつけがうまくできたときとはまた違った意味で本当に安心感を覚えるものですね。

これからリハビリを続けて、必ず以前のように自力で歩けるようにしてやりたい、なによりも絶対に根負けしないと自分に誓いました。

だって、 今までこんなにたくさんの笑顔と幸せを与えてくれた家族なんだもの。

もしかすると、ブラッキーは、僕にどれだけ相手の立場になって物事を考えられるか、どれだけ相手の想いに優しくなれるか、何を大切にすべきか、そう教えてくれてるのかもしれません。
がんばらないでガンバル、ふと思う秋の夜長です。


◆2005年12月◆HP TOPページより

体調が少しずつ戻ってきたようで、部屋で垂れ流しをしていたオシッコ&ウンチも、外に出てしたがるようになりました。

とはいえ、後ろ足がほとんど麻痺しているので、自力で立つことができない。で、大リーグ矯正ギブスのような(うっ、ちょっと古い話題かも。。)ハーネスを特注で作ってもらいました!

構造は、左の前脚を通して首で輪をかけて支え、胸のあたりでさらに輪をつないで体を安定させて、それらをお腹でタテのラインでつないだ上で腰に輪っかをかけて股の内側から肛門左右と通してリードをもってきて持ち上げる。で、これが後ろ足を宙釣りのように少し持ち上げることができるので、ブラッキーが前脚だけでも散歩ができるというシロモノ!(うーん、文章で説明するのが難しい。。上の写真を見てくださいまし)

最初は、これで歩けるだろうか、、と心配していたんですが、なんと前脚だけで嬉しそうに散歩をし始めたんです!

距離は、いつもの散歩コースの半分からはじめて、一ヶ月たった今は、ほぼ以前のコース通りに回るようにも!

そして、少しずつ、ですが、後ろ足をブラブラ宙に浮かしてた状態から、なんとなーく前後に振るようになり(後ろ足で歩いている気分になっているのでしょうか)、んでもって10歩に一度くらいの割合かなぁ、ときおり後ろ足を地面につけて軽く蹴るような仕草をし始めました!

ただ、ウンチは、犬特有のウンチングスタイルをすることができず(後ろ足でふんばれない)出そうになったときに僕が腰をまたいで支えてやって、ブラッキーのウンチを手で搾り出してあげてる状況です。

でも、以前に比べると、僕の手がウンチで汚れることもずいぶん少なくなったなぁ~♪

また、状況を見て、近況報告しますね!


◆2006年1月◆HP TOPページより抜粋


子犬の頃よく遊んだ公園へ出かけました。久しぶりに訪れたその公園で、ブラッキーは以前のようにタッカタッカとスタッカートのリズムで落ち葉の上を歩くことはできないけれど、それでもカサカサいわせながらほんのひとときの冬の太陽を浴びて気持ち良さそうでした。


◆2006年2月◆HP TOPページより

脊髄神経が圧迫され、後ろ足が動かなくなった愛犬ブラッキー。退院後3ヶ月半たって経過を診断してもらうために東大病院にへ行ってきました。

術後の回復は順調とは言い難いものの、症状が悪化していることもなく、再度手術を検討する必要もないと聞いて一安心。

散歩の後で毎回行っているリハビリの後ろ足屈伸運動は2月から300回から500回に増やしてがんばっているものの、まだまだ自力で立てるまでには至らない状況。。。

それでも後ろ足を引きずりながら前脚だけで部屋の中を行き来できるまで元気になってきました。(フローリングの床に簡易ジュータンを敷き詰めて滑らないようにしたんです:ホームセンターで売ってる50cmくらいの正方形タイプのもので、汚れたらその個所だけ取り換えられるので便利です!)

で、先週、突然下痢をして、う"、部屋のところどころに便の跡がポツリポツリ・・・。ウンチまみれの日々にちょっと逆戻りを嘆きつつ(泣)、 急きょ犬用のオムツをあてがってなんとか急場をしのいだものの、やはり頼れるのはかかりつけの獣医さん。

日曜日、ブラッキーが5才のとき尿路結石症を患ったときからずっとお世話になっている橋本先生に診てもらって、薬を処方してもらい、抗生剤をのませてなんとか今週はウンチが形になってきてほっと一息ついたところ。

PS
2月19日(日)にペット用バスタブを買ってきて、温泉治療を始めました!
たっぷりと お湯をためて、温泉の素を入れて、10分ほどつかっていると、気持ちがいいのかブラッキー、久しぶりの笑顔を見ることができました!

風呂上がりに地肌を見ると、血行が良くなったおかげか、足のところどころが赤くなって、とても気持ちよさそうでした!


◆2006年4月◆HP TOPページより

脊髄神経の圧迫で、後ろ足が動かなくなった愛犬ブラッキー。そろそろ手術から半年たとうとしています。
手術を執刀してくださった東大病院の先生は、半年くらいで歩けるようになる可能性があるとおっしゃっていましたが、なかなか思いどおりの経過が見られないまま春を迎えました。

最近は年齢のせいか眠る時間が多くなって、玄関のドアホンの音にも反応しなくなってきました。(12才くらいまでは寝ててもドアホンが鳴ったら起きだしてやたら反応してワンワン騒いでいたのに。。。)

ただ、室内で粗相しなくなったので、体調が少しは良くなってきたということかもしれません。今日はやたらと僕のヒザの上に乗りたがって、今、イスのひじ掛けを枕にしてヒザの上でイビキをかいて眠ってます(笑)。

梅雨がくるまえに、歩けるようになることを祈りつつ、13kgの温もりを太ももに感じながらこの文章を書いてます。


◆2006年5月◆HP TOPページより

手術後、半年が経過して主治医に診察してもらったところ、状態としては悪くなってはいないものの、今後、自力で後ろ足を使って立つことは難しいとの見解・・・。

最近、前脚が弱ってきてるのか、痛いのか、辛いのか、自分でペロペロ舐める姿を頻繁に見かけるようになった。 後ろ足を持ち上げて、体全体を支える特性ハーネスでの散歩は、やはり前脚にかなりの負担がかかっているんだろう・・・。

病院から帰ってきて、夜の散歩を終えたとき、バスルームでブラッキーを抱きしめて、僕は思わず号泣してしまった。

介護用の車イスを作ってもらおう。前脚の負担が減って体が楽になると、ブラッキーに笑顔が戻ってくるかもしれない。辛い選択だけど、前へ進もう。そう思ったら泣けてきた。


そして、6月10日、本格的にカート生活が始まりました。

2006年06月10日

梅雨の晴れ間、カートを使ったブラッキーの散歩。地面に這いつくばって(笑)ブラッキーの目線で撮影をしてみました。今まで、特性ハーネスを使って後足を宙釣りにしての散歩だったから、本人の表情を見る余裕がなかったこともあるけど、こんなに楽しそうに散歩をしたのは実に手術後初めてのこと。あぁ~~良かった~。

14才と5ヶ月齢の老犬ブラッキー(人間に換算すると約74才)、これから第2の人生だぁー、いっぱい楽しいコト見つけに出かけよう!



嬉しそうに歩くブラッキー、こっちまで嬉しくなるぞぉー


ちょっと張り切りすぎ(笑)?でも、疲れた顔にも爽快感が!

DOG WILL PROJECT 御中

何度もお電話で確認ありがとうございます。これでばっちり!ということで、安心いたしました~♪
とりあえず、様子をみて調整を!とアドバイスいただいた、後足を乗せるサポートの高さですが、やはりこのままだとつま先を地面に擦ってしまう可能性があるので、1センチ上にもってきてみました。本当にありがとうございました~!

2006年06月09日

DOG WILL PROJECT 御中

アドバイスありがとうございます。うつぶせ状態になったのは、確かに寝起きだったせいかもしれません。昨日の写真をよくみると顔がちょっと不機嫌モードですし・・・(笑)。

さて、昨夜再度教えていただいたように、フロントサポートストラップを上半身側へ1センチ戻してみました。また、念のため各パーツの位置をメジャーで計り直してみたところ、左右でばらつきがありましたので、均等に調整してみました。これで、問題ないかと思うのですが、いかがでしょう?

続きを読む "カートの調整 その4(フロントサポートストラップ再調整)" »

2006年06月08日

DOG WILL PROJECT 御中

教えていただいたように、以下の手順で車輪の高さを調整してみたところ、ブラッキー、思い切り前につんのめってしまいました(笑)。疲れたせいもあるかもしれませんが、うーむ、どうすればいいでしょうか。。

1)カートの最後尾の足あてのバーのネジをゆるめる
2)車輪と最後部のタテ軸の高さを下に 1.5cm 移動
3)車輪の「ハの字」の角度に広がる状態に添って最後尾の足あてのバーのネジをとめる

DOG WILL PROJECT 御中

なるほど。そう言われれば、フロントサポートストラップ(胸あて)が前脚の脇にくい込んでいましたね(笑)。ご指示いただいたように、首の上から覆うヨーキーというパーツとフロントサポートストラップ(胸あて)を1.5センチ下半身へ移動してみました。同時にお腹のサポートストラップの位置がオチンチンにぶつからないようネジを移動させて少し前に持ってきました。これでも車輪が尻上がりとなっていますので、やはり車輪の高さを低くしたほうがいいですよね。

2006年06月07日

DOG WILL PROJECT 御中

いろいろアドバイスありがとうございます。装着の様子が判るよう、真横から撮影を試みました。

まずは、フロントサポートストラップ(胸あて)を短くしてみたのですが、いかがでしょうか。車輪が尻上がりとなっていますが、これでいいのかどうか・・・。前脚で立てないことはないものの、油断すると、フセの体制にうなだれてしまいます・・・。

DOG WILL PROJECT 御中

お世話になっております。こちら、土井ブラッキーです。
今日は、何度もケータイにお電話いただきながらタイミングが合わず、失礼いたしました。

無事にカウンターバランスカート、届きました。ありがとうございました!


昨日、お電話でアドバイスいただいたポイントを加味して、まずは部屋で装着してみたのですが、どうもうまくいかず、写真のように前脚がしなってカートの後部が上にあがってしまう状態となってしまいました。
この場合は、フロントサポートストラップ(胸あて)の長さをもっと短く調整すればよろしいのでしょうか?

ただ、しばらくすると前脚を動かして少しでも前進しようとする姿がみられたのでオヤツでモチベーションを刺激したところ、なんとか歩き出せそうな気配。
とりあえずこの状態のまま散歩に出て様子をみたところ、なんと、歩き出したとたん、カートは水平状態になり、いつもの散歩コースをひとまわりできた次第です!

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2006年06月04日

手作りフードと抗生物質の投与治療が2週間たった今日、橋本先生に経過を診断をしていただきました。
結果はオシッコのpHが「7」と中性になり、ストラバイトは発見されずほっと一息。(前回の検査ではpHは8.5でアルカリ性)
土井晴人&ブラッキーが、しかし膀胱炎はあまり改善されておらず、カテーテルで抽出したオシッコには澱んだ膿がたくさん見つかり、違う種類の抗生物質を追加で2週間服用させることとなりました。(このまま悪化すると炎症が腎臓にまでおよんでしまう可能性もないことはない、とのことで処方していただいた抗生物質)

「本人に食欲があって元気だから問題はないとは思いますが、念のため」と、オシッコを培養検査して原因と状態をより具体的に探ってもらうこととなりました。

“本人”。そういう言い方をしてくださる橋本先生。僕がこの先生を信頼してずっとブラッキーを診ていただいている理由のひとつがこの呼び方。ブラッキーが子犬の頃は“このコ”で、オトナになってからは“このヒト”“本人”で接してくださる先生の言葉は、会話の中でまったく自然に出てくる言葉だから、この先生の患者に対する目線やメンタリティにとても安心を覚えるのです。

1週間後、培養検査の結果を電話で問い合わせて、その後の治療方法を決めることになりました。

「ブラちゃん、いろいろしてもらって君は幸せだね~」

治療が終わってブラッキーに話しかけてくださった橋本先生の言葉に、介護で疲れかけている僕の気持ちが少し癒されました。

続きを読む "pHは中性に改善、だけど膀胱炎の治療を継続" »

2006年05月22日

先週からオシッコが頻尿ぎみになっているのが気になり、日曜日に主治医の橋本先生に診察してもらいました。(橋本先生はブラッキーが5歳のときに尿路結石症を患ったときに助けてくださった恩人で、それ以来ずっと橋本先生に頼っています)

オチンチンにカテーテル(細い管)を通してオシッコを注射器で抽出して、遠心分離機にかけて顕微鏡で検査。結果は膿をともなう膀胱炎、そして尿路結石の原因となるストラバイトが発見されました。(遠心分離機にかけた容器を見せてもらったところ、かなりの沈殿物があり驚きました)

まずは膀胱の炎症を改善するために抗生物質を処方してもらい、ストラバイト対策としてオシッコのpHを中性~酸性よりに近づけるための食事療法の開始。尿路結石症を患った9年前とは違って、最近はpHコントロールの薬用フードで良いものが出ているとのことでしたが、あえて5歳のときに改善できた手作り料理を食べさせてやることにしました。といってもキャベツ、にんじん、サツマイモ、鳥のささみ肉をゆでて、おかゆに混ぜて与えるというカンタンなものですが(笑)。それでもブラッキーは、がっつくように、むさぼるように、なんでこういう旨いものを普段から出さないんだぁーといわんばかりに元気に食べてくれました。

今朝の散歩では、まだ頻尿ぎみだったけど、なんとかこれで改善してくれることを祈りつつ、、、。1~2週間ほど、様子見です。

続きを読む "オシッコの線の太さ、そして手作り料理再開" »

2006年05月11日

今日、ブラッキーの歩行介助のため、犬用の車椅子を注文してきました。
田園調布にあるその会社さんはアメリカの犬専門の車椅子を作っているメーカーと提携していて、完全オーダーメイドが可能とのこと。
身体のサイズを計ってファックスすれば注文できるとホームページに書いてあったけど、やはりプロの方に採寸してもらったほうがいいと思い、車を走らせたのです。

続きを読む "犬用車椅子のオーダー" »

2006年05月05日

5/4、1年ぶりにブラッキーを連れて家族で旅行へ行ってきました。行き先は箱根芦ノ湖。本当は2泊3日のはずだったのですが、仕事の都合で急遽日帰りとなってしまい、あわただしいドライブとなりつつも、車中のブラッキーは久しぶりに満面の笑顔で絶好の行楽日和を楽しんでいるようでした。

それにしても不思議なのは、一緒に旅行に出かけるとき、旅仕度をしている最中に「自分も一緒に行けるんだ!だったら早く行こうよ~!」といわんばかりに玄関までやってきて上目遣い&ウキウキした表情で催促すること。
一緒に出かけるなんて、なーんにも話してないのになんで判るんだろう? 

今回は、後ろ足が不自由だから自力で玄関まで出て来れなかったけど、不穏な動き(?)を察知したのか、リビングから「フォン、フォン」とかすれた声で催促したブラッキー。抱き上げて車に乗せたとたん、ヘラヘラと嬉しそうな表情を浮かべて口元をムニャムニャモード。
犬は群れの行動をとても大切にする動物だから、僕らの気持ちを察して自分も行けることが判るんだろうか。。。

芦ノ湖まで3時間。予約したペンションで少し昼寝をして、ウグイスの鳴く森を散歩して、夕食はステーキを食べて、ほんのひとときだったけど、楽しい時間を過ごせました。

ドッグランでフリスビーをしたわけでもなく、フェリーで湖をクルーズしたわけでもなく、ただただドライブしてボーっとした時間を過ごしただけの旅だったけど、家族みんなで出かけるということ自体がイベントなんだと感じたゴールデンウィークでした。

2006年05月03日

愛犬ブラッキー。13才の秋、動かなくなった左の後ろ足。東大病院で検査したところ、老化による変形性脊椎症と、脊髄神経に細菌がいて、ゆっくりと徐々に神経を圧迫していく細菌性脊髄神経炎症による神経圧迫と診断を受けました。

そして、2005年10月13日、再検査でMRIを受けに東大病院に連れていったところ、神経を圧迫している部位が見つかったのでこのまま入院させて明日手術を行ったほうがいいと、獣医さんからの電話・・・。

検査が順番待ちで4~5時間かかると聞いて、いったん病院を離れていた僕は、こんなことになるなら、病院で待っててあげればよかったと、電話を切った後、後悔しました。

思えばその半年前、家の階段を2~3段までしか上れなくなり、乾いた声で「ひぃーひぃー」と鳴いていたブラッキー。
これも老化の一種なんだろうと、「しょうがないなぁー、んじゃ抱っこして連れていってやるよ!」と、まさかこのときから脊髄が病魔に侵されているとは思ってもいませんでした。

土井晴人&ブラッキー土井晴人です。
愛犬ブラッキー(W・コーギー・ペンブローク)との暮らしをこのブログに綴ってみようと思います。

今年1月で14才になったブラッキー。後ろ足が動かなくなってから始まった老犬介護の日々。
病気のせいばかりじゃなく、日増しに老いていくそのスピードに戸惑ったり、愛おしく感じたり、そしてなかなか回復しない病状に対してときには苛立って感情をセーブできなくなったり、、、。

きっと、僕と同じように、どうすればいいのか悩みながら答を見つけ出そうとがんばっている愛犬家の方も多いのではないかと思います。

更新は毎日とはいかないかもしれませんが、というか、きっと「タマの更新」になってしまうかと思いますが(笑)。よろしくデス!

PS
この写真、ちょっと古めのものです(笑)。といっても2年前のものですが。。。ブラッキーがまだ元気に大地を走っていた頃の写真です。

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