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腫瘍


白鳥座の20数年ぶりの再結成ライブツアーも無事成功し、僕はあわただしい春を迎えました。

愛犬ブラッキーは前輪の補助輪をつけた車椅子の散歩も、とうとう自力で歩行できなくなり、2月から犬用の乳母車キャリーを使っての散歩となりました。

そしてそれと同時に、かかりつけの病院に毎週通ってリハビリプログラムをはじめました。全身マッサージやジェットバスへ入れてもらって体のメンテナンス。リハビリといっても、それは回復を望むものではなく、現状維持が主たる目的のものですが、ブラッキーは毎週、橋本先生やリハビリを担当いただいく今井看護士さんに会うのがとても楽しみのようで、病院へ行く日の朝はいつもご機嫌です。

ただ、年末くらいからフードを食べるのを嫌がるようになり、缶詰のササミやレバーを混ぜてなんとか食べさせていたものの「贅沢病」なのか、フード拒否が3月下旬にエスカレート。新しく買ってきた缶詰を混ぜても普段の70%くらいしか口にしない日が2日続きました。

病院ではリハビリとともに頻発する膀胱炎のチェックをはじめ、健康チェックをしていただいているのですが、さすがに体重が13kgをきってしまったときは軽い脱水症状を起したようで点滴をしてもらったブラッキー。

そして一昨日、血液検査の結果、肝臓の数値が1月の検査のそれと比べると、およそ1.6倍にも跳ね上がっていることからエコーをかけてもらったところ、肝臓と脾臓の間に腫瘍らしきものが見つかりました。

3cm~5cmほどの大きさのそれは、摘出手術が本来の措置。15歳という年齢を加味して、それが悪性なのか良性なのか、そして大きくなるのがどれくらいのスピードなのかなど、まずは経過観察をしていくことになりました。

「腫瘍が自壊した場合は死に至る原因ともなる」
~そんな橋本先生の言葉が耳にこだまのように響いた夜。

寝たきりになってから、ずーっとがんばり続けているブラッキー。
とても疲れているんだろうな。

もしかするとお前、そろそろ楽になりたいと思ってるのか?
とても過保護な飼い主のせいで、え"ーまだがんばんなきゃいけないのー?って、
そんな風に負担になっているのかな。。。

僕の中の天使と悪魔が闘って、
どうしたらいいか判らなくなる日があるんだ。

PS
今年の春は、なんだか天候不順。みなさんどうぞご自愛ください。

コメント

楽天から移動し、名前も変えました。事情があるので、旧姓を書きませんが、お許しください。

私は今でもどうしたら良かったのか判りません。でも、ブラッキーは「そろそろ楽になりたいと思って」はいないと思いますよ。「生きたい」と思っていると思います。

昨年12月、実父(81歳)が脳梗塞で倒れ今だ入院しています。でも、「死にたい」とか「死ぬかも」とか微塵も思っていません。「生きたい」とはっきりと思っているのです。

人も犬も死に方を選ぶ事はできませんが、手を差し伸べる事はできます。ただ、どれも正解がなく、誤りもないのかもしれません。そんな気がします。

「ボク」が寝たきりになってから、ずーっとがんばり続けている「おとーさん」。
とても疲れているんだろうな。
もしかすると「おとーさん」、そろそろ楽になりたいと思ってるの?
「おとーさんとおかーさんのそばでまだまだ生きていたいと思っているボク」のせいで、
え"ーまだがんばんなきゃいけないのー?って、
そんな風に負担になっているのかな。。。

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こんなふうに私にはブラッキーの心のつぶやきに聞こえました。

「ラクニナリタイ」と思っているのはブラッキーではなく、
心の中の悪魔なのかもしれませんね。
誰の中にも天使と悪魔はいると思います。
闘ってください。
ブレない自分を信じて。。

ごぶさたしてます。
私の中では人なつっこくて顔をベロベロなめあげてくれるブラッキーのままなのですが、もう15歳なのですねー。
猫を2ニャン天国へ送り出しましたが、最後の最後まで2ニャンとも本当にがんばってましたよ。
頑張ってる(頑張らせている?)姿を見ているのはつらいものですが(今思い出してもつらい。。。)2ニャンともお別れの時には奇跡を起こすようにタイミングを図ってお星様になりました。
その時がまだ来ないということは、ブラッキーはまだまだ土井さんの側にいたいのだと思います。
最後まで悔いのないワン生を!
看病&介護がんばってください。

 今年もブラッキー君とお花見ができて良かったですね。
ブラッキーの愛らしい写真を見ていると、涙が浮かんできました。私も何人ものワンコを看取ってきたからだと思います。
 だから・・・痛いよ…と、苦しんでいないのなら・・・家族が頑張れるのなら・・・その時がくるまで・・・自然にまかせて・・・・

 p.s♪白鳥座のライブ成功おめでとうございます♪晴人さん・メグさん・ゆたかさん・れいこさん4人での生歌…聴きたかったです。

はじめてコメントをいれます。
私も昨年3月愛犬を原因不明の脳炎でなくしました。半年間の闘病生活は正に戦いでした。頭痛に苦しむ愛犬を見ていて土井さんのように何度思った事でしょう。
しかし、臨終間際私の声がけの度に心拍数が跳ね上がり、私の側にいたい事を最後の最後まで訴えてくれました。ハルト君も同じでしょう・・・・・。

現在4代目愛犬を育てていますが、彼はドライフードが嫌いです。そんな彼に私はフードプロセッサでドライフードを粉にして、圧力釜で炊いて潰れてしまうようになった肉を混ぜて食べさせています。一見缶詰のようですよ。試してみてはいかがでしょう。
http://sagefennelthyme.blog.shinobi.jp/Entry/159/
食事の作り方を載せたブログです。

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